<記事の情報は、2022年5月1日時点のものです>
「家を建てたけど火災保険はどこが安い?」「戸建ての火災保険には地震保険も付けた方がいいの?」戸建てを購入したけれど、どこの火災保険会社を選べばいいのかお悩みではありませんか?
戸建ての維持費のひとつとして、支払い続ける火災保険はできるだけ負担を軽くしておきたいものです。
しかし、火災保険は費用だけでなく、保証内容も重視して選ばなければ、万が一の際に充分な賠償をしてくれません。
そこで今回は、戸建てにおすすめの火災保険15社の保証内容を徹底比較します。
これから火災保険を申し込むときの参考にしてください。
また、本文に入る前に、あなたに一つ質問です。
「注文住宅を建てる際に最も重要なことは何だと思いますか?」
資金計画や土地探し、理想の間取りやデザインなどを決めるなどを思い浮かべる人も多いと思います。
結論として、もっとも注文住宅を建てる上で大切なのは「住宅メーカー選び」です。
「住宅メーカー選び」ですべてが決まってしまうと言っても過言ではありません。
住宅メーカーの数が多すぎるがゆえに、深く考えずにCMなどで聞いたことのある大手に決めてしまったり、たまたま足を運んだ住宅展示場で見つけた会社に依頼してしまう人も多いのが現状。
そうなると、最終的に理想の家が完成せず、多くのお金を損してしまう結果になってしまうのです。
全国には、いわゆる「ハウスメーカー」だけでなく、比較的低価格で依頼できる「工務店」、デザイン性や間取りの柔軟性が高い「設計事務所」など様々です。
十分に比較検討せず依頼する会社を決めてしまうと、「もっと安くてもっと条件にあう会社があったのに・・・」と、一生後悔することになりかねません。
「そんなことを言っても、無数にある住宅メーカーの中からピックアップして比較していくなんて不可能だよ・・・」
と感じる人もいるでしょう。
そういった人にぜひ活用して欲しいのが、東証一部上場企業の「LIFULL」と、同じく東証一部上場企業のリクルートが運営する「SUUMO」のカタログ一括請求サービスです。
これらカタログ一括請求サービスのすごいところは、あなたが家を建てる予定のエリアとこだわりの条件を選択するだけで、条件にあった住宅メーカーを自動でピックアップしてくれることです。
HOME'Sではハウスメーカーのカタログを中心に、SUUMOでは工務店のカタログを中心に集めることが可能。
自分で条件にあった会社を調べる必要がなく、どちらも完全に無料で利用できるので、簡単に比較検討すべき会社を見つけられます。
また、カタログを請求する時のポイントは、「有名・無名などで選り好みせず、ひとまず条件にマッチした会社のカタログは取り寄せてみる」ことです。
まったく聞いたことの無かった会社の中に、求めていた条件とぴったり一致する会社があったという人も珍しくありません。
条件に合った会社を0からピックアップする手間は無くして、取り寄せた会社の中からあなたの理想にマッチした会社をしっかり比較検討することで、後悔しないマイホームづくりが実現できますよ。
マイホームは一生に一度の大きな買い物。損をしてしまうことがないよう、面倒くさがらずに必ずカタログ集めから始めてくださいね!
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それではここから、本文に入っていきます。
まずは知っておきたい火災保険の仕組み
まず初めに、火災保険の基本的な仕組みについて知っておきましょう。
火災保険では、火災被害だけでなく、台風や水害、雪災なども補償の対象となっています。
火災保険を選ぶときは、これらの基本的なプラン意外に、特約と呼ばれるオプションを選択していきます。
特約を申込むことで、地震時の保証、隣家の火災被害など基本オプションでカバーできない被害を補償範囲に含むことが可能です。
しかし、当然のことながら特約を増やすことで掛け金が高くなります。
補償範囲が広がる分、毎月の負担も大きくなってしまうため、最低限の特約だけを申し込むという方法もあります。
さらに最近の保険では、毎月の保険料を抑えるため、基本プランも自由にカスタマイズできるようになりました。
これにより、掛け金の調整が楽になり、必要なものだけを選ぶことも可能です。
このことを踏まえて、これから紹介する15社の火災保険の補償内容を検討してみてください。
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おすすめの火災保険15社の保証内容
それでは、火災保険を検討するために保険会社からどんな保証サービスが提供されているのかみていきましょう。
戸建ての火災保険を選ぶときは、どんな災害や事故を補償してくれるのか、また費用はいくらなのかについて、事前にリサーチしておくことが大切です。
一般的に火災保険の基本プランでは、火事や水害、台風被害には対応してくれますが、地震保険は別途申込が必要となります。
また、特約と呼ばれる追加オプションを申し込むことで、補償範囲が拡大するので、必要に応じて特約をつけていきましょう。
それでは、戸建の火災保険を提供している保険会社15社をピックアップしましたので、保証内容を比較して検討してみてください。
1.あいおいニッセイ同和損保の「タフ住まいの保険」
あいおいニッセイ同和損保は、あいおい損害保険会社とニッセイ同和損害保険株式会社が合併し設立された国内大手の保険会社です。
そんな、あいおいニッセイ同和損保が提供する火災保険には、タフ住まいの保険が提供されています。
保証の対象は、火災だけでなく台風や浸水被害、盗難や事故などで破損した建物と家財です。
また、地震保険は別途オプションとして申し込む必要があるので、注意が必要です。
タフ住まいの保険に加入すると、トイレの水つまりや配管つまり、カギの紛失事故にも無料で対応してくれるサービスが利用できます。
また、部屋の模様替え時や電球交換など、日常のトラブルや相談に乗ってくれるため、1人暮らしや男手が不足している家庭には有難いのではないでしょうか。
タフ住まいの保険の掛け金は、構造級別判定と呼ばれる家の構造により保険料が異なるシステムを採用しています。
そのため、月々の料金を知りたい場合には、設計仕様書と図面、住宅性能証明書などが必要です。
2.AIG損害保険の「ホームプロテクト総合保険」
AIG損害保険は、富士火災海上保険株式会社と合併した外資系の会社です。
そんなAIG損害保険はホームプロテクト総合保険という火災保険を提供しています。
基本的な保証内容は、火災や落雷、爆発など家が燃えてしまった、もしくは家電製品が使えなくなったときの損害額を賠償してくれるというものです。
地震保険は基本プランに含まれていませんが、同時加入がおすすめされています。
また、基本契約プランが6タイプ用意されており、火災を保証するプランや台風被害を保証するプランなど、都合に合ったベースプランを選択することが可能です。
「火災はほしいけど台風保証は要らないから、その分安くしてほしい」というニーズに対応しています。
掛け金は、家の構造級や家財評価などにより金額が異なります。
しかし、WEB申込み割引や築浅割引など、様々な割引プランも用意されているため、まずは見積もりを申し込んでみましょう。
3.大同火災海上保険株式会社「DAY-GO!すまいの保険」
大同火災海上保険株式会社は、沖縄県を拠点とする保険会社です。
大同火災海上保険株式会社では、DAY-GO!すまいの保険が提供されています。
基本契約プランには、エコノミー・スタンダード・ワイドの3タイプがあり、保証範囲を選択することが可能です。
さらに、建物・家財・建物と家財というような対象物の範囲も細かく選択できます。
特約で地震保険へも加入可能です。保険料は家の構造にもよりますが、一番安いプランで4,280円~となっています。
さらに、一定の条件を満たした場合に掛け金が安くなる減額制度があり、築年数が浅い物件や耐震基準を満たしていた場合には、掛け金が10~50%割り引かれます。
4.共栄火災の「安心あっとホーム」
共栄火災は、農林水産業協同組合や信用金庫などの産業組合により設立された保険会社です。
安心あっとホームという戸建て用の火災保険が提供されています。
1型~4型までの基本プランが用意されており、火災や落雷、水漏れや盗難などの保証範囲を選択することが可能です。
また、建物だけを保証するか、家財を保証するか、どちらも保証するのかという対象物を自由に決めることができます。
さらに、特約で追加することができる地震保険では、損害の程度により賠償金が支払われます。
掛け金は、設定した物件の再調達原価、時価額により契約金額が異なります。
5.こくみん共済の「住まいる共済」
こくみん共済は、厚生労働省の認可を受けた全労済により運営されている団体です。
提供されている火災保険の住まいる共済は、他社と比較するとリーズナブルな保険となっています。
火災共済と自然災害共済という2つのプランがあり、火災や風水被害の他にお風呂の空焚き見舞金が補償範囲となる基本プランとなる火災共済のほかに、地震災害や盗難被害が補償範囲となっている自然災害共済というセットプランを申込み可能です。
掛け金は家の床面積、家族構成、契約者の年齢によって金額が異なります。
公式ホームページでは簡単に掛け金を試算することができるので、ぜひ試してみてください。
6.JA共済の「建物更生共済むてき」
JA共済は、農業協同組合とJA共済連が共同で運営している保険事業です。
建物更生共済 むてきという火災保険が提供されています。
建物と家財が火災や落雷などで損傷を受けたときに、損害額が補償されるという内容です。
他の火災保険と比較すると、特約オプションの幅が狭いのですが、基本プランに家財道具盗難時や暴力行為時の損害を保証してくれるという特徴があります。
できるだけリーズナブルに、浅く広く保証してほしいという場合には、この建物更生共済むてきを検討してみてください。
7.セコム損保の「セコム安心マイホーム保険」
セコム損保は、セキュリティサービスを提供しているセコムが運営している保険会社です。
そんなセコムは、セコム安心マイホーム保険という火災保険商品が提供されています。
セコム安心マイホーム保険の基本プランには、ワイド・ベーシック・スリムの3つのプランがあり、補償範囲を選択することが可能です。
また、特約で地震保険へ加入することもできます。
地震保険では、対象の建物が免震や耐震建築物であった場合は、耐震等級に合わせて掛け金が割引されます。
その際、地震に強い家と証明するための長期優良住宅の認定書類や技術審査適合証などが必要です。
8.セゾン自動車火災保険の「じぶんでえらべる火災保険」
クレジットカードのクレディセゾン株式会社と日本興亜損保を親会社に持つセゾン自動車火災保険では、じぶんでえらべる火災保険という火災保険商品があります。
自動車保険という名称であるため、家の保険ではないと思ってしまいますが、建物と家財の損害を保証してくれる保険です。
基本プランは、火災や落雷に爆発のみとなっており、雪災や水濡れは特約として付けることができる、自由度が高い保険となっています。
「じぶんでえらべる」という名称通り、好きな賠償範囲を自由に設定できるため、必要な保証だけを選択していくことが可能です。
掛け金は、建物の所在地や築年数を基準に算出されますが、家財道具のみの保証契約も結ぶことができます。
9.損保ジャパン日本興亜の「THEすまいの保険」
損保ジャパン日本興亜は、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が合併して設立された保険会社です。
THEすまいの保険という火災保険商品が提供されています。
THEすまいの保険の基本プランは6種類あり、ベーシックⅠ型・Ⅱ型・スリム型などに分かれ、それぞれ補償範囲が異なります。
この基本プランを契約すると、自動的に地震保険や水道修理保証などが付帯されるシステムとなっていますが、不要な場合は除外することも可能です。
他の保険と比較しても、地震保険特約が自動セットになっているのは珍しいという特徴があります。
また、この地震保険の補償範囲を特約で拡大させることもできるため、今後大地震が予想される地域に住んでいる人には頼もしいプランです。
10.Chubb損害保険の「マイホームエース」
Chubb(チャブ)損害保険は、スイスに本社がある外資系の保険会社です。
火災保険商品には、住宅総合保険マイホームエースという戸建て用の保険があります。
マイホームエースとは、住宅総合保険という基本プランをさらにグレードアップさせた火災保険です。
Chubb損害保険の住宅総合保険では、基本プランでも様々な災害に幅広く対応してくれるのですが、マイホームエースでは価額協定保険特約や水回りの修繕と鍵開けサービスが付帯します。
さらに、マイホームエースゴールドという弁護士費用特約などが保証されるハイグレードなプランもあるので、より補償範囲を広げたい人は検討してみてください。
ただし、これらのプランの中には地震保険は入っていないため、別途特約で申し込む必要があります。
11.東京海上日動火災の「トータルアシスト住まいの保険」
保険会社業界でトップクラスの売上を誇る東京海上日動では、トータルアシスト住まいの保険という火災保険商品が提供されています。
大きな特徴としては、付帯サービスとなる特約の範囲が広く充実しているという点です。
トータルアシストでは、充実・スタンダード・マンション向けという3つのタイプの基本プランを選びます。
この3つの基本プランでは補償範囲が異なりますが、他社と比較するとどのプランにおいても補償範囲が広く充実した内容です。
この基本プランには、地震保険の特約が自動的にセットされており、不要な場合には署名をして特約をはずすことができます。
さらに、特約としてメディカルアシストという救急相談を受けられる特約、そして事故防止アシストという事故や災害防止情報を閲覧することが可能です。
12.日新火災海上保険の「住宅安心保険」
日新火災海上保険は、東京海上グループの傘下企業のひとつです。
住宅安心保険という火災保険商品が提供されています。
住宅安心保険の基本プランはひとつで、火災や落雷、竜巻被害に合った際の損害を賠償してくれます。
また、暴力事故や水濡れ被害も基本プランで保証可能ですが、これらは自由に外して掛け金を調整することが可能です。
特約で付帯できる保証サービスには、火災や事故で家に住むことができなくなった場合の仮住まい費用や、近所で火災があった場合のもらい火事の損害を賠償してくれるものがあります。
築10年以内の建物は保険料が最大で10%安くなるという割引サービスも利用できるため、申込時には築年数を申し出るようにしましょう。
13.ソニー損害保険の「新ネット火災保険」
ソニーグループの保険会社であるソニー損保から、新ネット火災保険というあたらしい保険が提供されています。
新ネット火災保険の特徴は、補償範囲を自由に選べるという点、さらに支払われる保険金の額を上乗せする特約など、幅広いニーズに対応しているという点です。
基本プランである、火災や落雷、水災の保証から不要な保証を除外することができます。
そこから特約として、地震保険や水道修理、災害防止用の備品購入のための費用保証を選択可能です。
この特約の中でも地震保険に関しては、地震上乗せ特約という保険金の支払い額を上乗せできる特約もあります。
通常、地震保険の補償額は50%ですが、特約をつけることで全額補償してもらうことも可能です。
14.三井住友海上火災保険の「GK すまいの保険」
あいおいやニッセイ同和と合併した三井住友海上は、MS&ADという社名変更し、現在では業界トップクラスとなった保険会社です。
火災保険商品としては、GK すまいの保険が提供されています。
GK すまいの保険には、火災や風災、水濡れなどの6つの補償範囲があり、そのすべてを保証する6つの補償プラン、5つの被害を補償する5つの補償プラン、そして一番被害範囲が狭い4つの補償プランまで選択可能です。
この基本プランに自動的にセットされるのは、自己があった場合の諸費用特約、地震火災特約、マンションに対してはバルコニー等修繕費用となります。
GK すまいは、基本プランと特約が豊富の用意されており、自分好みに補償内容をカスタマイズできるという特徴があります。
15.楽天損害保険の「ホームアシスト」
楽天損害保険株式会社は、野村ホールディングスグループの子会社である朝日火災保険株式会社が社名変更した保険会社です。
ホームアシストという火災保険商品が提供されています。
ホームアシストの基本プランは、ワイド・ベーシック・エコノミー・フリーという4つのプランがあります。
特徴的なのはフリープランという特約を自由にセットすることが可能なプランです。
例えば、火災時の保証は必要だが盗難補償は必要ないというように、フリープランでは自由に補償内容をカスタマイズすることができます。
ただし、それぞれの特約には相性があり、組み合わせできないパターンもあるため、申込時には確認するようにしましょう。
また、家財保険では通常保証の対象とならない宝石や貴金属類も補償範囲に含むことができます。
他の保険と比較すると自由度が高いため、自己流の火災保険にしたい人におすすめです。
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まとめ
ここまで、戸建てにおすすめの火災保険15社の保証内容を比較してきました。
それぞれの火災保険には基本プランの他に特約をつけることで補償範囲を広げることが可能です。
基本的に、地震被害は基本プランに含まれておらず、別途申込みが必要です。
しかし、地震被害が多い近年では、地震保険が見直されているため、基本プランに自動セットされている火災保険もあります。
保険料を抑えるためには、カスタマイズできる火災保険を選び、不要なオプションを外してしまうのも一つの手段です。
建物の状況や地域性を考慮し、自分に合った保険を選んでいきましょう。
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