建売住宅のおすすめ間取り9選と失敗しないための注意点6選

建売住宅の間取り図は見ていて楽しいものです。

建売住宅購入後の生活が想像できます。

この間取り、具体的には部屋数や設備の配置は、新しい生活を始めるうえで重要な要素です。

間取りには流行もあります。

今流行の間取りとその注意点についてまとめてみました。

建売住宅は簡単に間取りの変更ができない分、どの間取りを選ぶかが重要になってきます。

建売住宅人気の間取り9選

初期の建売住宅にはLDKがありませんでした。

和室と台所がLDKの代わりだったのです。

建売住宅は購入者の要望やメーカーの事情でその間取りを変えてきました。

今では3LDKから4LDK程度の間取りが一般的です。

現在の建売住宅で増えている間取りについて調べてみました。

それが以下の9点です。

  1. 一階は一体がトレンド
  2. 対面式のキッチン
  3. パントリーはポイントが高い
  4. 和室は小上がりが増えている
  5. LDKは大型化の傾向
  6. 建売住宅はリビング階段が増えた
  7. 玄関から直接リビング
  8. クローゼットは集約型
  9. 将来分けられる子ども部屋

それぞれお話しします。

1.一階は一体がトレンド

今でも農家住宅は玄関を入って右側にLDKが、左側に和室が並んでいる形式が残っています。

これはLDKが生活の場、和室は応接間や仏間の役割を果たしていたからです。

この名残で、建売住宅でも和室が離れている間取りが主流でした。

今でもこうしたLDKと独立した部屋を持つ間取りもあり、一部では人気もあります。

ただ、今はLDKにさらに一部屋をプラスした間取りが人気です。

一体とすることで広く感じます。

また、一体として利用できることから効率的利用することが可能です。

2.対面式のキッチン

キッチンも少しずつ変化しています。

注文住宅ではセンターキッチンも増えているものの、スペースを取ることが欠点です。

建売住宅では、かつては壁側を向いていたキッチンが、リビングやダイニング側を向くような対面型が増えました。

台所という独立した区画が減り、LDKが一体となっているのです。

利用効率の面、家事を孤独にさせない配慮、家事をしながらでも子どもの様子を見えることが人気の理由となっています。

3.パントリーはポイントが高い

パントリーとは、キッチンに隣接した収納スペースのこと。

食材の在庫やちょっとした道具が置けるので人気です。

このパントリー、キッチンから離れていると使いにくくなってしまいます。

設計の段階で設置しておかないとリフォームでも対応が難しいものです。

その分スペースは取ってしまい、値段も割高ですが設置したいものになっています。

4.和室は小上がりが増えている

LDKと一体となっている和室では小上がりが増えています。

小上がりとは、30㎝ほどの段差のこと。

LDKと一体ではあるものの、段差があることによって空間として独立しています。

バリアフリーに反しているようにも見えますが、みてはっきりとわかる段差は意外と安全なのです。

段差の部分には引き出しや収納スペースを設けることもできます。

5.LDKは大型化の傾向

LDKは家族が生活する空間です。

そのLDKは大型化する傾向にあります。

先ほどのお話しした、独立していた和室が一体化されたのもこの流れの一環です。

リビングに入って、視線がキッチンやダイニングまで抜けると、とても広く感じます。

LDKの大型化は今後も続きそうな傾向です。

6.建売住宅はリビング階段が増えた

リビング階段とは、リビングに設置されている階段のことです。

子どもなどの2階への出入りがわかるようになっています。

この他にもリビング階段は廊下が少なくて済むメリットもあるのです。

廊下をLDKの面積にまわし、リビング階段とすれば一石二鳥になります。

特に狭小住宅ではこうした傾向が顕著です。

7.玄関から直接リビング

リビング階段と同じような理由で玄関とリビングが直結しているスタイルもあります。

目隠しの壁でも設置しておけば、玄関から室内が見えてしまうこともありません。

これまでの玄関から廊下、そしてリビングという順番から廊下を抜くことになります。

こうすることによって余剰のスペースをLDKやクローゼットに回すことができるのです。

8.クローゼットは集約型

各部屋に十分な収納スペースをつけたいところですが、面積にも限界があります。

このため各部屋の収納は最小限として、ウォークインクローゼットを設置する間取りが増えているのです。

設計上収納スペースを設けられない場合でもまとめて納戸やクローゼットにすることで収納力を高めています。

9.将来分けられる子ども部屋

2階の南側には子ども部屋用に大きな部屋が設けられる場合があります。

この部屋は子どもの数や成長に応じて分割することが可能です。

部屋の分割は、壁だけなら20万円程度で可能なリフォームとなっています。

間取りを簡単に変更できない建売住宅にとって、南側の子ども部屋は数少ない変更可能な部屋なのです。

建売住宅間取りの注意点4選

一体化や大型化で部屋を広く使う工夫がなされるようになった建売住宅。

使いやすくなることはよいことです。

ただ、その一方で解決されていない問題やそもそも解決することが難しい問題もあります。

そうした建売住宅の間取りの注意点を4点あげてみました。

  1. 簡単に建売住宅の間取りは変えられない
  2. 部屋は家具があると狭く感じる
  3. 間取りによっては暑さや寒さが侵入してくることも
  4. 吹き抜けやトップライトは暖房効率が悪い

ひとつずつ見ていきましょう。

1.簡単に建売住宅の間取りは変えられない

基本的に完成した状態で売買されるのが建売住宅。

このため、完成時の間取りの変更はできません。

パントリーやウォークインクローゼットが欲しくても、それを追加で造り付けることはできないのです。

ただ、購入してすぐにリフォームするのも現実的ではありません。

希望の間取りが出るのを待つか、あきらめて購入するかの選択となります。

2.部屋は家具があると狭く感じる

同じ6畳の部屋でも何も置いていない部屋は広く感じます。

逆に家具や荷物が置いてある部屋は狭く感じるのです。

最近のLDKは大型化の傾向にあります。

モデルルームや間取り図で想定した広さと、引っ越して家具を置いた場合の広さには違いがあるのです。

この点を知っておかないと家を買った満足度がグッと下がってしまいます。

3.間取りによっては暑さや寒さが侵入してくることも

建売住宅はコストパフォーマンスも重要なため、断熱材や窓は普及品が使用されることが多くなっています。

このため、間取りによっては暑さや寒さが室内に侵入してくるのです。

先ほどお話ししたリビング階段やリビング玄関は典型的な例となります。

階段を通じて2階の冷気が下りてきます。

玄関と直結していることで玄関を開けるたびに暑さや寒さが入ってきてしまうのです。

4.吹き抜けやトップライトは暖房効率が悪い

吹き抜けは開放感を演出してくれます。

トップライトも日照の面ではプラスです。

ただ、これらの間取りや設備は冷暖房効率の面ではマイナスの場合が多くあります。

冬の吹き抜けやトップライトは冷気が下りてくる上に、暖房の効率は悪化傾向です。

冷気を防ぐための工夫が必要になります。

建売住宅内覧での間取りの注意点6選

内覧では間取りもさることながら、新品の設備や新しい内装などに目がいってしまうもの。

ですが、その建売住宅を購入すると、数十年の期間その間取りと付き合うことになります。

内覧時には間取りのチェックも大事なのです。

そこで建売住宅内覧時のチェックポイントや注意点を6点にまとめてみました。

  1. 隣家や道路との関係をチェック
  2. 扉や窓は開けてみよう
  3. トイレの位置は気を付けよう
  4. 電気を消して採光をチェック
  5. 家具を置く想定をしてみよう
  6. 動線をチェック

順次説明します。

1.隣家や道路との関係をチェック

建売住宅の内部を確認した後は、隣家や道路との関係をチェックしましょう。

玄関を開けた場合に家の奥まで見えてしまうような間取りは問題です。

交通量の多い道路に寝室が面しているのも困ります。

隣家や道路との関係をチェックすることによって、間取り図だけではわからないことが見えてくるのです。

2.扉や窓は開けてみよう 窓が隣家の窓とかぶっていて開かずの窓になる場合も

室内の扉や引き出しは開閉しても窓やドアには手を出さない人がいるのは残念なことです。

窓を開けて隣家のリビングが丸見えなのはお互い生活しづらいもの。

隣家の窓が対面の状態だと、最悪その窓は「開かずの窓」になってしまう可能性があります。

目隠しや植栽を設置するなど対策がひつようです。

3.トイレの位置は気を付けよう

玄関を開けたら、トイレが直接見えるような間取りや考えものです。

来客があった場合にトイレが使いづらくなってしまいます。

できればトイレの使用音も外には漏れにくくしたいもの。

都市部では難しいですが、道路に面してトイレを設置するのは避けたいところです。

4.電気を消して採光をチェック

内覧時には、メーカー側はなるべく物件をよく見せようとしてきます。

エアコンや照明もフル稼働です。

人間でいえば着飾ったような状態であり、その状態で生活はしにくくなります。

普段着の生活を見るには、一度電気をすべて消してみましょう。

昼間の採光を確認するには良い方法です。

都心部の狭小住宅では仕方のない面もあるものの、昼間でも暗いような建売住宅は再検討を要します。

5.家具を置く想定をしてみよう

家具のない部屋は広く、家具を置くと狭く感じることはお話ししました。

内覧時には引っ越し後に使う家具のおよそのサイズをメモしておきましょう。

内覧の現場では、それらの家具を置く想定をしてみましょう。

実物を持っていけないのでシミュレーションになりますが、家具を置くとどれくらい狭く感じるのかがわかります。

6.動線をチェック

建売住宅は限られたスペースに必要な間取りを詰め込むこともあります。

その結果、生活動線が犠牲なることもあるのです。

こうした使いづらい間取りは内覧でしか確認できません。

実際にキッチンから洗面所、トイレといろいろなところに歩いてみましょう。

不便に感じたり、遠回りだったりしたら、生活動線が自分のライフスタイルに合わないということです。

まとめ

建売住宅の間取りは使いやすさも考慮されていますが、あくまで万人向けのものです。

スペースの関係で生活動線が犠牲になっていることもあります。

建売住宅は間取りによっても住みやすさが変わるものです。

通常は住みにくくて愛着が持てない建売住宅よりも、住みやすい住宅を求めるもの。

間取り図をきちんと読み込むことと、内覧時にしっかりと確認することで住みやすい建売住宅を見つけやすくなります。

自分たちにあった建売住宅を見つけるためにもチェックポイントや注意点をきちんと把握しておきましょう。

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