建売住宅の維持費はいくらかかる?維持費の種類や大規模修繕時の費用も解説

ようやく建売住宅を購入したとします。

住宅ローンはあるものの、夢のマイホームです。

ですが、住宅は住宅ローン以外にも維持費という費用がかかります。

この維持費は毎年一定額かかるものもあれば、やり方次第で抑えられるものもあるのです。

どんな維持費があるのかを先に知っておくのは、家にかけるお金を計算するために必要になります。

建売住宅の維持費についてみていきましょう。

ぜひ参考にしてみてください。

建売住宅の4つの維持費

建売住宅も住宅である以上、多くの維持費がかかります。

建売住宅を維持していくうえでどのような費用がかかり、いつ頃発生するのかを把握しておくことはとても重要です。修

繕費のように最初はほとんどかからないものもある反面、毎年かかるものもあります。

主な維持は次の4項目です。

  1. 修繕費
  2. 損害保険料
  3. 税金
  4. 電気水道代

それぞれお話しします。

1.修繕費

建物は使用するたびに傷んでいきます。

たとえ住んでいなくても外壁などは傷みが進行するのです。

水回りや外壁など、水に関連する箇所は定期に修繕をする必要があります。

新築当初は簡単には壊れません。

早期の修繕はアフターサービスで対応できるものもあります。

ただ、10年を過ぎるとアフターサービスでは対応しきれません。

水回りの更新や外壁の再塗装は15年程度を目安に行いたいものです。

2.損害保険料は大きく3種類ある

損害保険は火災や地震などの災害が発生し、建物にダメージを受けた場合に受け取ることができる保険です。

火災で住宅がなくなってしまっては元も子もありません。

このため、多くの家庭では損害保険に加入しています。

この損害保険、基本的には次の3種類です。

単独で契約することもあれば、特約で追加される項目あります。

  • 2-1.火災保険
  • 2-2.地震保険
  • 2-3.家財保険

ひとつずつ説明します。

2-1.火災保険

火災に対する備えが火災保険です。

多くの保険は自らの失火だけでなく、放火や隣家からの延焼もカバーしています。

火災保険は建売住宅に対する損害保険の基本です。

建売住宅の場合、購入時に加入を勧められます。

特に保険会社にこだわりがなければそのまま加入しても問題ありません。

2-2.地震保険

地震大国の日本ではどこも地震のリスクがあるものです。

それに加えて、火災保険では地震による損害、地震に起因する火災による損害は賠償してくれません。

このため、地震に備えるためには地震保険に別途加入することが必要です。

この地震保険、火災保険よりも割高なうえに、全額を補償してくれません。

地震保険は年末調整や確定申告で申告すれば地震保険料控除が受けられます。

2-3.家財保険

家の中にある家財が損害を受けた場合に支払われる保険です。

火災保険に特約として付属している場合や単独で加入する場合があります。

家財保険は本来火災での家財の損害が対象でした。

現在ではこれに加えて盗難や水害などにも対応している商品もあります。

適用範囲が広ければ、その分割高になるものの、検討する価値がある保険です。

3.税金は2種類

固定資産税と都市計画税が土地や建物に毎年課税される税金です。

ふたつは同時に課税され、納税通知や引き落としも同時に行われています。

このため、2種類あることが意識していない人もいるくらいです。

このふたつの税金、固定資産税と都市計画税についてみていきましょう。

3-1.固定資産税

毎年1月1日時点の所有者に課税され、4月ごろに納税通知がやってきます。

新築住宅では建物に対する税金は特例により半額になっているので注意が必要です。

特例期間は3年間なので4年目には建物部分の税額が約2倍になります。

固定資産税は場所にかかわらず、ほとんどの建売住宅で課税される税金です。

3-2.都市計画税

固定資産税がほぼどこでも課税される税金に対して都市計画税は課税されない地域もあります。

それは市街化調整区域や都市計画区域外の場所です。

これらは市街化を目的としていない地域なので都市計画税は課税されません。

この他市町村によって課税されない地域を設定している場合もあります。

4.電気水道代

電気代や上下水道代、ガス代も毎月かかる費用です。

使えば使うだけ費用はかさみますが、水道の口径や契約アンペアによって基本料金が異なります。

最近ではガス会社を販売したり、電力会社がガスを扱ったりと複雑です。

以前よりも検討の幅は広がったため、節約のために調べてみるのもよいでしょう。

建売住宅大規模修繕の5つの項目と費用

建売住宅は10年から15年ごとに大規模な修繕を行うと、長く快適に使えます。

マンションでも同じような考えに基づいて計画的に大規模修繕を行っているのです。

ここではマンションの大規模修繕にならって、大規模修繕の項目を5つあげてみました。

  1. 外壁・屋根の塗装直し
  2. 外壁の更新
  3. 水回りの更新
  4. クロスの張替え
  5. 住宅設備の更新

内容と費用の目安についてお話しします。

1.外壁・屋根の塗装直し

外壁がサイディングの場合、コーティング剤は10年前後で劣化が始まります。

建売住宅の多くはそれほど高性能なコーティング剤を使用していないため、劣化の期間は早まるのです。

足場を組んで養生シートを取り付け作業する必要があることから、100万円前後の費用が必要となります。

簡単にできる修繕ではないため、計画的な資金計画が必要です。

2.外壁の更新

外壁を塗装し直すのではなく、外壁を取り換えることです。

最新の外壁になることで耐久性が増します。

値段次第では建売住宅特有のチープな印象も払拭可能です。

外壁塗装よりも費用がかかり、200万円前後はかかります。

外壁の劣化が激しい、大きくイメージを変えたい場合には有効です。

3.水回りの更新

次は室内です。バス、トイレ、洗面所は毎日使う場所です。

水も使うことから漏水や腐食の可能性もあります。

こうした水回り品を交換すると、費用に見合った修繕が可能です。

費用はまちまちですが、トイレの交換が10万円から20万円、ユニットバスの交換が70万円から、洗面所は20万円前後からとなります。

4.クロスの張替え

室内のクロスを張り替えると室内のイメージが大きく変わります。

最近は消臭効果の高いものや吸湿効果のあるもの、汚れをふき取りやすいものなどクロスも多機能です。

タンスなどの家具や荷物があるとどかす必要があるので大がかりな修繕となります。

クロス自体のコストはそれほど高くないものの、職人の腕前や日当でコストは大きく変わるものです。

5.住宅設備の更新

キッチンや給湯器を取り換えると暮らしやすさが一変します。

10年前や15年前では高価だった機能が標準仕様の設備にも採用されていることもあるのです。

新築時には高くて手に入らなかったものが入手できる可能性もあります。

水回りとあわせてセット価格になっている場合もあるのでチェックしてみましょう。

建売住宅で維持費を節約する4つの方法

維持費がかかるのは仕方ないけれど、なるべく安くしたい。

これは建売住宅に限らず、多くの住宅の所有者が思っていることです。

税金や保険料はほとんど節約できません。

維持費を安くあげるには、修繕費に着目すべきです。

建売住宅で維持費を節約する方法を4つ調べてみました。

  1. 修繕は早めに
  2. アフターケアがしっかりした業者を選ぶ
  3. 自分でできることは自分で
  4. メンテナンスしやすい素材や工法を選ぶ

順次説明します。

1.修繕は早めに

お金がないから先送り、では決していい結果を生みません。

何事も早め早めに行なうことが肝心です。

特に電気を使う設備は突然壊れるもの。

給湯器が急に壊れると入浴もできなくなってしまいます。

こうした事態を避けるには、定期的な点検と早めの交換がおすすめです。

2.アフターケアがしっかりした業者を選ぶ

住宅メーカーの中には、一度売ったら売り切り、あとは関知しないという業者もいます。

その反対にアフターサービスもビジネスチャンスととらえ、しっかりアフターケアをしてくれる業者もいるのです。

アフターサービス期間内は当然ですが、保証期間が過ぎてもお付き合いできるような業者を選びましょう。

3.自分でできることは自分で

すべての人が建売住宅に詳しいわけではありません。

自分で点検したり、修繕したりすることには限界も。

ただ、業者任せにしておくと、不要なものまで買わされ、業者の力量に修繕が左右されます。

日々の点検や簡単な修繕は自分で、大がかりな更新や大規模な修繕は業者に任せるとバランスがよいでしょう。

4.メンテナンスしやすい素材や工法を選ぶ

これは新築時に行うべきことです。

もし選択ができるならメンテナンスも念頭においた素材や工法を選びましょう。

光触媒による防汚性能の高い外壁コーティングや天井裏や床下への点検口があればオプションで追加しましょう。

新築段階での配慮がその後のメンテナンスや修繕のしやすさを左右します。

建売住宅の維持費に関する3つの注意点

建売住宅の維持費はどうしてもかかるものです。

その中には意外な盲点もあります。

これらの注意点をしっかり押さえておかないと予想外の出費になることも。

特に訪問セールスは社会問題となることもあり、要注意です。

建売住宅の維持費に関する注意点を3つあげてみました。

  1. 空き家でも維持費が必要なことも
  2. 訪問セールスには注意
  3. 建売住宅でも1年に一度は点検を

ひとつずつ説明します。

1.空き家でも維持費が必要なことも

使わなければお金はかからない。

確かにそうした費用もあります。

ただ、建売住宅の場合は使用していないほうが割高になることもあるのです。

水回りが代表例になります。

水回りは使用していないと劣化が早まるのです。

また、外壁の劣化は使用未使用にかかわらず進行します。

つまり、空き家であっても維持費はかかり、場合によっては使用時よりもかかる場合があるのです。

2.訪問セールスには注意

修繕の業者は営業として自宅周辺を回っていることもあります。

こうした業者がすべて悪質とはいいませんが、悪質な業者が紛れている可能性はあるのです。

多額の修繕費を請求されて問題となることがたびたびニュースでも報じられています。

基本的に向こうから寄ってくる業者は警戒するのが賢明です。

もし修繕を依頼するなら、自ら探した業者に依頼するようにしましょう。

3.建売住宅でも1年に一度は点検を

建売住宅でも新築直後は初期不良以外に不具合が発生する可能性は少なくなっています。

ただ、数年が経過すると将来的には修繕しなければならない箇所が出てくるものです。

先ほどもお話ししたように、自分で点検できる場所は点検してみましょう。

もし自信がなければ点検をしてくれる業者もいます。

大手住宅メーカーならグループ会社にこうした点検の会社があるものです。

費用はかかるものの、点検業者に依頼することもできます。

まとめ

誰しもマイホームは快適で長く住みたいと考えているもの。

それを実現するには点検や修繕は欠かせません。

建売住宅に限らず、注文住宅やマンションでも維持費は必要です。

しかもその中には節約が難しいものも含まれています。

維持費の中で修繕費は日々の点検やメンテナンスでトータルコストを少なくできる項目です。

毎日とはいわずとも、定期的な点検やメンテナンスを心がけましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

\ マイホーム購入で後悔しない為に! /