<記事の情報は、2022年5月1日時点のものです>
住宅の購入は、多くの人にとって人生で最高額の、そしておそらくは一世一代の買い物になりますね。
何千万円、多ければ「億」という単位のお金が動くことになりますから、多くの人にとって、現金一括購入というのはそれほど現実的ではありません。
そこで、頼りになるのが住宅ローンです。
多くの住宅購入者の方は購入資金の一定以上をローンに頼ることになるのではないでしょうか?住宅ローンは、一般的なローンと比べてもかなり優遇した金利で融資を受けることができます。
また、住宅ローン減税といった仕組みに見られるように、国が国民に対して住宅の取得を奨励しており、この制度に乗っからない手はありません。
そんな住宅ローンですが、いったいどこから融資を受けるのがベストな選択になるのでしょうか?最大手のメガバンク、地元の信金、ネット銀行。
ざっくりとした分類だけでも選択肢はたくさんありそうです。
それぞれに得意、不得意といった分野は出てくるのですが、住宅ローンでおススメなのは「ネット銀行」です。
今回は、なぜネット銀行がおススメなのかという点を明確にしたうえで、その中でも特にオススメのネット銀行について、ランキング形式で紹介していきます。
住宅ローンは非常に見た目の金利が低いため、「どこでもいい」と思われがちかもしれませんが、元々の金額が何千万という世界。
金利が0.1%でも違うだけで、100万単位で総支払額が変わってきます。
意識した上で参考にしてみてください。
また、本文に入る前に、あなたに一つ質問です。
「注文住宅を建てる際に最も重要なことは何だと思いますか?」
資金計画や土地探し、理想の間取りやデザインなどを決めるなどを思い浮かべる人も多いと思います。
結論として、もっとも注文住宅を建てる上で大切なのは「住宅メーカー選び」です。
「住宅メーカー選び」ですべてが決まってしまうと言っても過言ではありません。
住宅メーカーの数が多すぎるがゆえに、深く考えずにCMなどで聞いたことのある大手に決めてしまったり、たまたま足を運んだ住宅展示場で見つけた会社に依頼してしまう人も多いのが現状。
そうなると、最終的に理想の家が完成せず、多くのお金を損してしまう結果になってしまうのです。
全国には、いわゆる「ハウスメーカー」だけでなく、比較的低価格で依頼できる「工務店」、デザイン性や間取りの柔軟性が高い「設計事務所」など様々です。
十分に比較検討せず依頼する会社を決めてしまうと、「もっと安くてもっと条件にあう会社があったのに・・・」と、一生後悔することになりかねません。
「そんなことを言っても、無数にある住宅メーカーの中からピックアップして比較していくなんて不可能だよ・・・」
と感じる人もいるでしょう。
そういった人にぜひ活用して欲しいのが、東証一部上場企業の「LIFULL」と、同じく東証一部上場企業のリクルートが運営する「SUUMO」のカタログ一括請求サービスです。
これらカタログ一括請求サービスのすごいところは、あなたが家を建てる予定のエリアとこだわりの条件を選択するだけで、条件にあった住宅メーカーを自動でピックアップしてくれることです。
HOME'Sではハウスメーカーのカタログを中心に、SUUMOでは工務店のカタログを中心に集めることが可能。
自分で条件にあった会社を調べる必要がなく、どちらも完全に無料で利用できるので、簡単に比較検討すべき会社を見つけられます。
また、カタログを請求する時のポイントは、「有名・無名などで選り好みせず、ひとまず条件にマッチした会社のカタログは取り寄せてみる」ことです。
まったく聞いたことの無かった会社の中に、求めていた条件とぴったり一致する会社があったという人も珍しくありません。
条件に合った会社を0からピックアップする手間は無くして、取り寄せた会社の中からあなたの理想にマッチした会社をしっかり比較検討することで、後悔しないマイホームづくりが実現できますよ。
マイホームは一生に一度の大きな買い物。損をしてしまうことがないよう、面倒くさがらずに必ずカタログ集めから始めてくださいね!
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME’Sでカタログ一括請求をしてみる⇒
それではここから、本文に入っていきます。
なぜ、ネット銀行がいいのか
ネット銀行は普段使いであればなじみがある、という方もいらっしゃれば、よくわからなくて使ったことがない、という方もいらっしゃると思います。
(多くのネット銀行は)実店舗を持たず、申し込みの手続きから送金の操作まで、すべてPCやスマホアプリで完結します。
コンビニATMの引き出し手数料や、振り込みの手数料といった諸手数料もメガバンクや地銀を利用するのに比べ、安く利用することができるケースも多いですし、「月〇回までは無料」というような得点がついているものも珍しくありません。
さらには、普通預金、定期預金の金利も高く、メガバンクに預けているのと比較すると、かなりの高利率の利息を受け取ることができます(と言っても、現状の金利では高が知れているものでもありますが)。
このように、全体的にコストメリットがよさそうな点がネット銀行全般に言えるメリットです。
なぜこういったメリットを実現できているかは、想像に難くないでしょう。
実店舗を持たない、もしくは極限まで減らすことによって、人件費や家賃などの固定費を下げることができるからです。
対面で、店舗を持つことを優先する銀行はどうしてもその店舗運営の維持コストが発生しますが、ネット銀行であればその部分をカットすることが可能な分、手数料を安くしたり、預金の利息を高くしたりといったことが可能になります。
もちろん、実店舗を持たない分、サポートについては下がります。
コストをかけていない分だけ当然と言えば当然ですね。
とはいえ、住宅ローンの融資を受けるにあたって、必要なサポートというのも高が知れています。
また、一度組んでしまえば、何かの変更を行わない限りは、その後特段に関わることもなく、粛々と返済していくだけです。
最初の手続きで若干の不安や、不便があるかもしれませんがそこを乗り越えるだけで支払い全体が少なくとも百万単位で変わってくるという可能性は大いにあります。
ネット銀行というのもコストを考えるとこの上なく魅力的な選択肢であることがご理解いただけると思います。
一昔前であれば、「ネット銀行など不安」という声も大きかったようにも思えますが、今やインターネットを賢く扱える人にとっては少なくとも「最初から検討しない」なんてことはあり得ない選択肢です。
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME’Sでカタログ一括請求をしてみる⇒
住宅ローンを借りるなら!オススメネット銀行ランキング
いかに、住宅ローンのおススメランキングを発表します。
金利、サポートなど、トータルの使い勝手をもとにランク付けをしていますが、どの銀行が最も合うかは人によって異なる可能性もありますので、よくご確認いただくことをお勧めします。
1位 住信SBIネット銀行
まず、1位として挙げられるのが、住信SBIネット銀行です。
もともとはソフトバンクの出資を受けていたSBIホールディングス(現在はStrategic Business Innovatorですが、元々はSoftBank Investmentでした。)
と三井住友信託銀行が共同出資でつくった、ネット銀行です。
住宅ローンに限らず、各種の操作性や手数料の安さなどのランキングでも総合順位で常に上位にランクインしている、顧客満足度の高いネット銀行のようです。
住宅ローンにおいても、何よりも魅力的なのはその金利の安さ。
最安価の商品である「ネット専用8疾病保障付住宅ローン(通期引下げプラン)の場合、最初にかかる事務手数料なども考慮した実質の金利利率は0.497%とネット銀行の金利の中でも最も低い水準を達成しています。
(※金利は2017年4月の金利にもとづいています。)
住宅ローンというと、実店舗を持っている都市銀行の方が安心できるという方もいらっしゃるかもしれませんが、都市銀行の中で最も利率が安いりそな銀行であっても、その利率は0.625%。
その差は25%も変わってきますので、やはり無視できる数字ではありません。
加えて、保証料無料(保証会社を必要としないため)、1円単位から繰り上げ返済可能といったポイントに加え、何よりもうれしいのがガンや心筋梗塞といった8疾病保障が組み込まれている点です。
融資を受けるにあたり司法書士との面談が必須となり、審査は厳しいですが、審査を受けてみない理由はないくらい魅力的な内容になっています。
2位 じぶん銀行
じぶん銀行はKDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して創立したネット銀行です。
登録に携帯電話認証がいるなど、通信キャリアらしい仕組みが取られています。
じぶん銀行のユーザー同士であれば、携帯電話番号だけで振り込みを行うことができるなど、画期的なサービスも展開されています。
AIを活用し外貨の積み立てを自動で行うなど新分野への展開も積極的です。
もちろん、auユーザーを優遇する数々の施策が用意されており、通信キャリアの顧客維持、新規獲得にも一役買っていることは想像に難くないですが、口座の開設自体はもちろん他キャリアからも行うことが可能です。
ただ、auユーザーを優遇するといっても、手数料無料の回数といったもの。
他キャリアユーザーでも十分にじぶん銀行全体の恩恵を受けることはできます。
住宅ローン分野においても、住宅ローン全期間引下げプランの利率は、トップの住信SBIネット銀行に並ぶ、0497%。
業界最安値の水準です。
8疾病の保証はついていませんが、ガンに関しては保証されています。
また、住信SBIネット銀行と同様、融資を受けるにあたり行員との面談は不要ですが司法書士との面談というステップがあります。
3位 ソニー銀行
メーカーとしてあまりに有名なソニーグループで運営されているネット銀行です。
その歴史は比較的古く、2001年に、ソニーと三井住友銀行の出資を受けて誕生しました。
ソニーグループは銀行だけでなく、「ソニー生命」「ソニー損保」といったみなさまにもなじみの深い分野にも参入しています(構造としては大元のソニー株式会社との間にソニーフィナンシャルホールディングス株式会社という持ち株会社が存在しています。)が、その業績はいずれも好調。
一時期、製造業が不調だった際、金融系の子会社の業績で会社を支えており、一時期「ソニーは金融会社だ」と皮肉られることもありましたが、ソニーの業績回復の裏にこれらの金融事業による下支えがあったことは否定することができないでしょう。
同時期に誕生した他のネット銀行が銀行の手数料ビジネスを収益の柱にしようとしたのと比較し、ソニー銀行は個人の資産管理に重きを置いたのも特徴的です。
個人の大切な資産である住宅に関しても、住宅ローンの評価は高いです。
「変動セレクト住宅ローン」は住信SBIネット銀行やじぶん銀行までの利率ではないですが、0.549%とかなりの低利率を実現しています。
保障としても金利の上乗せなしでがん保証をつけることができるなど充実。
また、司法書士面談のほかに、希望者に対して銀行員が面談を行うなど、ネット銀行でありながら対面のサービスも重視しています。
4位 イオン銀行
小売業を主力に他業種展開する、イオングループの金融部門ともいえるネット銀行です。
中間持ち株会社のイオンフィナンシャルグループの子会社に位置する、セブン銀行につぐ、国内で2番目の流通系グループから誕生した銀行です。
基本的にはネット銀行に近い立ち位置でありながら、イオンの大型店舗に有人の窓口をもうけるなど、グループ全体の強みを活かした戦略で存在感を出しています。
「住宅ローン 金利プラン 手数料定率型」の実質金利は0.57%。
今まで登場したネット銀行に比べると少し見劣りしますが、十分低利率な水準です。
これに疾病保障がつくだけでなく、イオングループでの買い物を永年5%オフにするなど、他社が取れないグループの強みを活かした戦略を展開しています。
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME’Sでカタログ一括請求をしてみる⇒
まとめ
住宅ローンの金利はいわゆるカードローンなどの金利に比べて非常に低利率。
一見どこを選んでも同じにも感じてしまいますが、そもそもの借り入れの額が違います。
0.1%の違いが何百万といった差になってくるので、そのあたりもしっかりと認識した上で選定しなければなりません。
そんな中、利率の面で魅力的な選択肢となってくるのがネット銀行。
利率が優遇される上、銀行によっては保証が手厚かったり、別の部分で日常生活に大きな得点がついたりと、恩恵が大きいです。
最終的にはどの機関を使うのかは自己判断になってきますが「なんとなく都市銀行の方が信用できる」なんて理由で最初から外してしまうのはあまりにも勿体ないですよ。
ぜひ、今回の記事に挙げたポイントも抑えながら色々と見比べる参考にしてみてください。
コメントを残す