建売住宅の欠陥を見抜く方法5選!失敗しない家選び

欠陥住宅を購入してしまった時を想像すると、住宅選びも慎重になりますよね。

住宅の内部に欠陥があると一目で判断することは難しいですが、欠陥住宅は内覧時に重要なポイントを押さえておけば大方見抜くことができます。

本記事では、欠陥住宅の見抜き方や、実際にあった欠陥住宅の事例、対処法などについてお伝えします。

こちらで勉強しておけば、欠陥住宅を見抜き、快適で品質の良い住宅選びができるようになりますよ。

ぜひ参考にしてみてください。

建売住宅は欠陥住宅が多い?

建売住宅は欠陥住宅が多いと思われていますが、それは違います。

実際にハウスメーカーが手掛けるローコスト住宅よりも品質が良い住宅が、市場に多く出回っているからです。

欠陥住宅が多いというイメージは、戦後の日本において、安価で低品質の建売住宅が大量供給されたことが理由とされています。

しかし、現在では耐震基準の見直しや、新築戸建てに対する売主業者の責任などが変わり、品質の良い建売住宅が多く建設されるようになっているのです。

ただし、一部の住宅では欠陥がみられることもあり、購入後の消費者とトラブルになっています。

次に、どのような欠陥住宅の事例があるのかご紹介します。

欠陥住宅の事例3つ

欠陥住宅の事例をこちらで3つほどご紹介します。

購入後に家が傾いていた

建売住宅の購入後に家が傾いていることがわかり、建売業者とトラブルになった事例があります。

「家って傾いているとそんなに大きな問題なの?」

このように思う人もいるかもしれませんが、家の傾きは居住者の健康状態に影響を与える可能性があるのです。

例えば、傾いている場所に長期間住むことにより、めまいや頭痛、睡眠障害に陥ることがあります。

また、傾いている家を補修する方法や費用、家の安全性などに悩み、精神的な疲労にもつながってしまうのです。

家の傾きがある住宅は明らかな欠陥住宅のため、何としても避けなければいけません。

入居後に雨漏りが発覚した

入居後に雨漏りが発覚した場合、補修費用が莫大になる可能性があります。

雨漏りは住宅の表面だけではなく、住宅内部の木部や柱の腐食を引き起こす可能性が非常に高いからです。

例えば、外壁の割れ目を塞ぐような工事であればそこまで費用はかかりません。

しかし、住宅内部の柱の補強や補修となると、数百万円の費用がかかります。

また、雨漏りを放置してしまうと、住宅内部の主要な柱の腐食が進み、住宅自体の安全性が失われてしまうことにもつながります。

雨漏りのない住宅を選ぶようにするのは、必須事項です。

シロアリの害があった

シロアリの害が深刻な場合、補修に多額の費用が必要となります。

シロアリによって住宅内部の柱や主要部分に被害があると、建物倒壊リスクがあるからです。

そのため、補修するためには住宅内部の柱や土台、床材を交換する必要があり、多額の費用がかかります。

加えて、駆除や予防のための薬剤散布も定期的に行う必要があり、費用がさらにかかるのです。

また、シロアリの害が一度でも発生した場合は、売却時に申告する必要があり、場合よっては買い手が見つかりにくいケースもあります。

シロアリの害がない住宅なのか、見極める必要がありますね。

建売住宅の欠陥を見抜く方法5選!

こちらでは、建売住宅の欠陥を見抜く方法として5つご紹介します。

天井のシミを確認

建売住宅の雨漏りは、天井部分のシミで判断することができます。

雨漏りの多くは外壁や窓の近くから発生し、住宅の床や天井部分に侵食していくからです。

具体的には、各居室の天井などを見て、シミが発生していないかを確認します。

多くの人は「雨水が天井から落ちてくる」イメージを持っていますが、実際の雨漏りはそこまで目に見えるものではありません。

黒くシミになっている部分があれば、雨漏りを疑いましょう。

木材を多く使用する和室から雨漏りが発生しているケースが非常に多いため、必ず和室の天井は確認しましょう。

床の傾きをビー玉で確かめる

床の傾きを見るには、ビー玉で確かめるのがおすすめです。

ビー玉であれば手軽に持ち運びができ、どこでも買うことができるからです。

具体的には、廊下やリビング、居室など複数の場所でビー玉を静かにおいてみましょう。

ビー玉が一定方向に転がるようであれば、傾いている可能性があります。

ただし、一か所だけではわからないので、かならず1階と2階、別の場所で試すようにしましょう。

建具やドアの開閉はスムーズか

建具やドアの開閉を見ることで、建物が歪んでいないか確かめることができます。

建物に歪みがあると、建具やドアに圧力がかかり、動作がしにくくなるからです。

具体的には、各部屋のドアや窓を全て動かしてみて、スムーズに開閉できるか確かめましょう。

新築戸建てなのに窓やドアが開閉しにくい場合は、建物の立て付けが悪いか、建物自体に歪みがある可能性があります。

少し手間はかかりますが、建売住宅内覧時にかならず確認しておきましょう。

床下や屋根裏を見る

建売住宅の内覧時に床下収納や点検口から床下や屋根裏を確認しましょう。

床下や屋根裏を見ることで、目に見えない部分の腐食や欠陥を発見できるからです。

例えば、床下を覗くと基礎部分の柱にシロアリの被害が見つかることや、屋根裏の木部にカビを発見するケースがあります。

また、床と基礎の間を見た時に、たばこの吸い殻やごみがそのまま放置されているケースもあります。

こういった住宅の場合は、建設途中の施工管理が悪いため、品質の悪い住宅です。

品質の悪い住宅を選ばないよう、床下と屋根裏も内覧時に見せてもらうようにしましょう。

収納やクローゼットの内部をチェック

収納やクローゼットの内部を見て、隅や端を確認しましょう。

なぜなら、この目に見えにくい部分にこそ、住宅の施工品質が表れるからです。

例えば、品質の悪い住宅の場合、クローゼットや収納の中のクロスの継ぎ目が雑であることや、ねじやビスが少し飛び出ていることもあります。

消費者の目に届きにくい部分も丁寧に仕上げている建売業者は、品質の良い住宅を建てている証拠です。

必ず収納部分の中まで確認するようにしましょう。

建売住宅の目に見えない欠陥を見抜く方法

建売住宅の目に見えない欠陥を見抜くためには、ホームインスペクションを利用するのがおすすめです。

ホームインスペクションとは、建築士等の資格を持った住宅のプロが、依頼者に代わって住宅の隅々まで検査してくれるサービスです。

内覧時に屋根裏や床下を見ることができても、それはほんの一部分に過ぎません。

もっと住宅全体の調査を丸ごと行いたい場合には、検査の専門家に任せるほうが早いです。

費用は5万円~10万円ですが、契約後ではなく契約前に行うようにしましょう。

契約後に行うと、欠陥が見つかっても白紙解約ができない可能性があるからです。

ホームインスペクションを行うなら契約前と覚えておきましょう。

欠陥の建売住宅を購入してしまった場合の対応方法2つ

もし欠陥の建売住宅を購入してしまった場合は、対処法があります。

なぜなら、基本的に不動産取引において消費者は守られる立場にあるからです。

こちらでは、欠陥の建売住宅を購入してしまった場合の対応方法を2つ説明します。

不動産会社に連絡

欠陥住宅だと気づいた場合、まずは不動産会社に連絡をしましょう。

欠陥住宅かどうか不動産会社にもちゃんと確認してもらう必要があるからです。

一般的には、新築の建売住宅には10年間の瑕疵保証が付いています。

瑕疵保証とは、以下の4つの瑕疵について、売主が補修する等の責任を持つことです。

  • 雨漏り
  • シロアリの害
  • 給排水管の故障
  • 構造耐力上主要な部分の木部の腐食

給排水管の故障とは、排水管などの詰まりや水漏れなどの故障のことを指します。

また、構造耐力上主要な部分とは、基礎や壁、柱、土台、床版、屋根材などを指します。

つまり、上記のような欠陥が見つかった場合は、売主が瑕疵として認め、補修をする義務があるのです。

窓口に相談

欠陥住宅について、専用の窓口に相談する方法もあります。

なぜなら、不動産会社の中には瑕疵を認めない業者もあり、相談しても受け付けてもらえない可能性があるからです。

相談窓口として、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいダイヤルがおすすめです。

日本全国から電話で問い合わせることができ、弁護士や建築士などの専門家にも相談することができます。

参考:公益社団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター

品質の悪い建売業者の見極めポイント3つ

欠陥住宅を防ぐためには、建売住宅を販売している建売業者の見極めも必要です。

なぜなら、過去に業務停止やトラブルがあった建売業者は、施工品質の悪い建売住宅を建設している可能性が高いからです。

こちらで、建売業者を見極めるための3つのポイントについて説明します。

過去に業務停止などがないか

過去に業務停止などがないか、建売業者の履歴を確認しましょう。

業務停止や免許取り消しなどの履歴がある業者は、欠陥住宅や品質の悪い住宅を建てている可能性があるからです。

具体的には「国土交通省ネガティブ情報等検索システム」を利用して、過去の履歴を確認しましょう。

このサイトでは、過去の業務停止や免許取り消し、顧客とのトラブルなどの情報を無料で見ることができます。

建売業者の会社名やエリアなどを入力すれば、過去の情報を簡単に確認できます。

参考:国土交通省ネガティブ情報等検索システム

アフターサービスは充実しているか

建売住宅を契約する前に、アフターサービスが充実しているか確認しましょう。

悪質な業者はアフターサービス期間が短く、保証内容もかなり薄い場合があるからです。

契約前にアフターサービスの保証書を見せてもらい、その内容や期間を確認しましょう。

また、品質の良い建売業者の場合は定期点検などを無料で行ってくれる場合もあるので、アフターサービスと合わせて確認しておきましょう。

営業感が強すぎないか

営業感が強い建売業者はできれば避けたほうがいいです。

営業に注力しすぎている業者は、顧客優先ではなく、サービス対応等が悪い可能性があるからです。

例えば、建物について質問しても常にセールストークばかりで、物件のマイナスポイントを全く言わないような業者には気を付けましょう。

ネガティブな情報を伝えないことで、早く契約して自社の利益を優先したい意向があるからです。

利益優先の建売業者から住宅を購入すると、契約後の対応が急に悪くなるケースがあります。

欠陥住宅だと伝えても、全く取り合ってくれない可能性もあります。

自社の利益中心ではなく、顧客優先の建売業者を選ぶようにしましょう。

品質の良い不動産会社を見極める3つのポイント

品質の良い住宅を選ぶためには、品質の良い不動産会社を選ぶ必要があります。

質の悪い不動産会社の中には、自社の利益になる物件ばかり紹介する不動産会社がいるため、欠陥住宅を紹介されてしまう可能性もあるからです。

こちらでは、品質の良い不動産会社の見極め方について3つのポイントをお伝えします。

セールストークばかりではないか

セールストークばかりの不動産会社は品質が良くない可能性があります。

自社利益にばかりこだわっており、顧客のことを考えていない可能性があるからです。

例えば、内覧時や店舗で話をする際に、常にセールストークばかり繰り広げて、全然顧客の話を聞いてくれない不動産会社があります。

顧客のことを考えていない不動産会社に依頼すると、自分の理想の物件ではなく、不動産会社にとって都合のいい物件ばかり紹介されてしまうのです。

品質の良い住宅を見つけるためには、まずは顧客の話をちゃんと聞いて理解してくれる不動産会社を選びましょう。

情報が正確か

不動産会社の中には、尋ねた質問に対して曖昧な対応をすることや、古い情報しか扱っていない会社があります。

情報が正確でないと、購入後に知らなかった情報が次々と出てきて、トラブルや後悔を生む確率が高いです。

例えば、質問しても上手くかわす業者や、はっきりと答えない業者はたくさんいます。

また、新着物件などを全然手に入れていない不動産会社もあります。

情報が正確でない不動産会社に依頼すると、本来手に入れることができた物件を買い逃したり、購入後のトラブルを生んだりするので、正しい情報を持つ不動産会社を選びましょう。

広告や宣伝が怪しくないか

不動産会社の中には「不動産情報数ナンバー1」などと掲げている不動産会社がありますが、広告や宣伝が過剰な業者はやめましょう。

なぜなら、不動産会社間では共通のデータベースを利用しているため、どの不動産会社でも紹介できる物件数は同じだからです。

不動産情報数が1番等の過大な広告を掲げる不動産会社は、集客と自社の利益の優先が強いことがわかります。

そのため、物件探しを依頼すると、その不動産会社の利益になる物件ばかり紹介されてしまう可能性があるのです。

担当者が宅建士の資格やFPを保有しているなど、知識や経験をアピールしている業者のほうが、信頼できます。

建売住宅の価格が安い理由

建売住宅の価格が安いことで、不安になる人も多くいます。

しかし、価格の安さにはちゃんとした理由があるのです。

こちらで建売住宅の価格がなぜ安いのか、そのカラクリについて説明します。

土地の仕入れ価格が安い

建売住宅は一度に広大な土地を仕入れるため、土地の仕入れ価格が安くなります。

広大な土地は一般の人が購入するのが難しいため、土地の面積の割に価格が安くなっている土地が多いからです。

例えば、180平米で1,800万円するエリアでも、1,800平米であれば1億2,000万円で購入できるケースが多いです。

そうすると、180平米あたり1,200万円と、通常よりも大幅に安く購入できたことになりますね。

土地を一括仕入れすることで土地代を安くして、その分を価格から差し引いているから、建売住宅は安いのです。

人件費が安い

建売住宅の工期は短いため、人件費が安くなります。

人件費が安くなれば、その分建設コストを抑えることができ、建売住宅の価格を安くできるのです。

例えば、注文住宅であれば建設に6か月かかるところを、建売住宅であれば3か月で仕上げることができます。

すると、建設までにかかる人件費は注文住宅の半額以下となりますね。

住宅建設にかかる費用のうち、人件費が占める割合は大きいため、人件費を削減できれば本体価格を安くすることが可能です。

資材の仕入れコストが安い

建売住宅は建築資材の仕入れを一括で行うため、仕入れコストを削減できます。

1件1件個別で発注する注文住宅と比べて、一括で仕入れたほうが資材にかかる費用を少なくすることができるからです。

資材にかかるコストを減らすことができれば、その分本体価格を安くできます。

建売住宅はこんな人におすすめ

建売住宅を迷っている方に向けて、どんな人に建売住宅がおすすめかをお伝えしていきます。

経済面を優先したい人

建売住宅は本体価格が安いため、経済面を優先したい人に向いています。

本体価格が安ければ、住宅ローンの借入金額が安く済むからです。

例えば、注文住宅を購入して住宅ローンを5,000万円組むのと、建売住宅を購入して3,000万円の住宅ローンを組むのとでは、月々の返済額が大きく変わります。

仮にどちらも35年ローンで、固定金利1.4%で組んだ場合

注文住宅(5,000万円) 建売住宅(3,000万円)
借入金額 5,000万円 3,000万円
総支払額 6,328万円 3,797万円
月々返済額 15.1万円 9.1万円

注文住宅を購入した場合月々返済額が15万円近くあるのに対し、建売住宅の場合は9万円程で抑えることができます。

子供が増える予定や、子供の教育費などを考慮して、住宅ローンの返済額で苦労したくない場合は、建売住宅がおすすめです。

購入してすぐに住みたい人

建売住宅なら購入してから、早い段階で引っ越すことができます。

完成済み物件が多く、購入後にすぐ住める状態となっているからです。

例えば、子供の新学期である4月に間に合わせたい、小学校入学までに引っ越したい等といった場合、建売住宅なら購入してすぐに住むことができます。

仮に注文住宅を選ぶと、土地探しから建物完成まで平均して10か月~12か月ほどかかります。

購入してから早く住み始めたい人にとって、建売住宅はおすすめです。

完成物件を見て決めたい人

建売住宅は完成物件を見てから選ぶことができます。

注文住宅はいくら入念にプランを練っても、完成後のイメージが違うというケースがとても多いのです。

例えば、注文住宅の完成後に内覧すると、思ったより手狭で、日差しもあまり入らない等、想像していた住宅とのギャップがあるケースが多くあります。

しかし、建売住宅は完成物件を見て選ぶことができるので、内覧時と入居後のギャップがありません。

実生活をイメージしながら購入することができるので、完成物件を見て決めたい人にはおすすめです。

まとめ

建売住宅は内覧時に注意深く確認すれば、事前に欠陥住宅の可能性を見抜くことができます。

ただし、自分では不安な場合は、ホームインスペクション等を利用して、専門家に依頼するのがおすすめです。

また、品質の良い建売住宅を見極めるためには、まずは品質の良い不動産会社選びが大切です。

経験と知識があり、顧客優先の信頼できる不動産会社を探すところから始めるのがいいでしょう。

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