セキスイハイムと積水ハウスの違いは?歴史、強み、評判を徹底比較

新規で注文住宅を建てる場合、どこに依頼するのかは非常に迷われると思います。

ハウスメーカー、工務店、設計事務所。大きな分類ですら、選択肢は様々です。

そんな中でも多くの方が検討されるのが、総合力が高く、保証の手厚いハウスメーカーでないでしょうか?

ハウスメーカーの大手というだけでも、10社以上の名前が挙がる業界。

中々比較するのも面倒ではあるものの、住宅の購入は大事な買い物です。

いい加減な検討はせず、情報を見比べながら実際に複数の業者に話を聞きながら比較・選定を行い、パートナーを決めるようにしましょう。

なお、ハウスメーカーの大手を比較している中で、気になる方が多いのではないかと思うのが

「積水ハウス」と「セキスイハイム」。

名前が非常に似ていますが、これは関連会社なのでしょうか?

実はこの2つ、ルーツは近い所にありながらも、現在はまったく別の会社同士です。

従って現在得意としている分野もそれぞれ異なります。

今回は「積水ハウス」と「セキスイハイム」この2つについて歴史や強み、評判を比較してみました。

どちらも非常に良い会社ですし、しっかりとしたサービスを展開しています。

ただし、それぞれのサービスの特徴はかなり異なってきますので、どちらが良いと一概に言えるわけではありません。

くれぐれもご自身が選ぶ際に混合しないようにはよく注意し、特徴を抑えるようにしましょう。

また、これからハウスメーカー選びを始めようとしている人に、1点だけ先にお伝えしておきたいことがあります。

それは、ハウスメーカーを選ぶ際には、事前の情報収集がもっとも重要であるということ。

CMでよく見かけるハウスメーカーや、たまたま住宅展示場で見て気に入ったハウスメーカーがあった際に、しっかりと比較しないまま依頼をしてしまう人がいますが、絶対にやめましょう。

最初から偏見をもって選んだハウスメーカーや、しっかりと比較していない段階で良いと感じたハウスメーカーを勢いで選んだ人の大半は、後悔することになってしまいます。

住宅の購入は人生で一番高額な買い物ですから、焦らずしっかりと時間をかけて、依頼するハウスメーカー選びをしましょう。

とはいえ、日本には本当にたくさんの住宅メーカーがありますから、すべてを1つずつ検討することは不可能です。

そこで活用して欲しい便利なツールが、東証一部上場企業の株式会社LIFULLが運営する「カタログ一括請求サービス」です。

ローコスト住宅や二世帯住宅、輸入住宅など自分達の条件にあったテーマや、予算、地域を選ぶことで、条件にあったハウスメーカーが自動的にピックアップされます。

ピックアップされた会社の中から、資料請求をしたい会社にチェックを入れることで、複数社からまとめてカタログを取り寄せられるのです。

条件にあったハウスメーカーを探す手間も、1社ごとにいちいちカタログ請求をする手間も省けるので、ぜひ有効活用してみて下さい。

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それではここから、セキスイハイムと積水ハウスの違いについて詳しく解説をしていきましょう!

セキスイハイムの概要と歴史、サービスの特徴

まずは、セキスイハイムについて見ていきます。

サービス品質がウリのハイブランドであるセキスイハイムですが、どのような歴史から成り立っているのかや、特徴、評判をまとめてみました。

セキスイハイムとは?

まず、セキスイハイムについてですが、社名ではなく「ブランド名」です。

展開しているのは積水化学工業株式会社。東証一部に上場している、総合化学メーカーです。

セロハンテープやポリバケツといった皆さんになじみのある製品も、実はこの会社が開発しています。

セキスイハイムのブランドが登場したのは、今から約50年前。自社製品を強みとしたユニット工法を利用した住宅の建売事業に参入しました。

現在も社名は積水「化学工業」でありながら、主力事業は化学製品ではなく、住宅です。

「住宅、高機能プラスチックス、環境・ライフライン」の3カンパニー制をとっていますが、住宅カンパニーで扱っている「セキスイハイム」が同社の根幹事業といっても過言ではないでしょう。

売上高は住宅メーカーの中で、国内4位。太陽光発電住宅の中ではトップの会社です。

本社は大阪に置かれていますが、沖縄を除く全国区にサービスを展開しています。

セキスイハイムのサービスの特徴

セキスイハイムは業界に先駆けて「鉄骨ユニット」での生産を得意としている会社です。

リビング・キッチンなど、それぞれ独立したユニットとして工場で生産したものを、現場に運搬して組み上げることで、住宅を完成させます。

工場生産なので、成功の段階で雨風の影響を受けるリスクが低く、安定した高品質な住宅をつくることができます。

加えて、家のいわば「部品」であるユニットは工場でシステム化されて生産した上、現場では組み立てるだけですので、工期という点においてもメリットが大きいです。

一方で、当然と言えば当然ではありますが、システム化された部品を組み上げることで住宅を作りますので、設計の自由度が低い点はデメリットとして挙げられます。

1坪単価の価格は70万円~80万円程度と、高額な住宅の単価としても、比較的強気な価格帯で勝負しているブランドです。

セキスイハイムの評判は?

セキスイハイムに住宅をお願いした、もしくはしようと検討した人の口コミを集めてみました。

やはり、ユニット式での生産による工期の早さや品質の高さには満足している声が高いように見受けられました。

設計の自由度の低さについては、そもそもユーザーがそれほど求めていないということもあるのかもしれませんが、不満として挙がっている声は意外と聞きません。

営業に関してはディーラー制を採用しているようで、営業の質にはバラつきが目立つようです。

(評判の一例)

・太陽光発電を導入している住宅の営業を受けた。
営業がとても詳しく対応が良かった点が印象的であった。

費用的には非常に高かった点がネックとなり、最終的には他社に発注。
太陽光発電を行うことでランニングコストが下がると説明は受けたもののリスクになると判断。

・「あったかハイム」のフレーズが印象的で話を聞いてみることにした。
実際に提案を受ける段階でもその部分は強調されたが、実際に冬の暖かさにはとても満足している。
費用的には他社よりも高かったが、高い買い物だったという気はまったくしていない。

・8割を工場で施工するため地震に強い住宅であるという説明を受けた。
実際に東北大震災の時もまったく家へのダメージはなく、お願いしてよかったと思っている。

積水ハウスの概要と歴史、サービスの特徴

続いて、積水ハウスについて、同様にその成り立ちやサービスの特徴、評判についてまとめてみました。

同じくハイブランドな積水ハウスですが、こちらはまた違う強みを持っています。

積水ハウスとは?

一方の積水ハウスは、ブランド名でありながら、社名でもあります。

展開しているのは積水ハウス株式会社。

こちらはこちらで東証一部に上場している会社です。

その実質上の誕生は、1960年。セキスイハイムよりも10年ほど先です。

もともと、先ほど出てきた積水化学工業の住宅事業部が資本金1億円にて、積水ハウス産業株式会社という名前で分社化したものです(その後現在の積水ハウス株式会社に社名変更)。

つまり、元々はその名の通り積水化学工業を母体とする会社だったのです。

現在では積水化化学工業を「筆頭株主」とはしているものの、同社の連結からは外れており、グループ会社という扱いにはなっていません。

元々は不採算部門だった住宅部門を分社化したものが積水ハウスなのですが、その10年後、積水化学工業は再び独自の住宅部門を再度つくったということですね。

それだけ、積水ハウスが短期間で立て直しを図り、収益化ができたということでもあるのでしょう。

化学メーカーである積水化学工業とは異なり、専業の住宅メーカーであり、子会社として、不動産業や、リフォーム業を営む、いわば「総合住宅カンパニー」の中心となっている会社です。

なお、ハウスメーカーにおいて、販売戸数1位のリーディングカンパニーです。

こちらも、同じく大阪に本社を置きながら、沖縄を除く全国に展開して営業しています。

積水ハウスのサービスの特徴

積水ハウスは、セキスイハイムと同じく鉄骨を利用した住宅の組み立てが主力としています。

工場で生産する、「鉄骨ユニット」と比較し、「鉄骨プレハブ」と呼ばれる、鉄骨を従来の技術で組み上げる工法での建築を得意としています。

強度が高い部品を工場生産することで、高品質を保ちながらも、設計の自由度をきかせることができます。

1坪単価の価格は80万円~90万円程度と、住宅業界の中でもかなり強気な価格帯で展開している、ハイステータスなブランドと言えるでしょう。

積水ハウスの評判は?

積水ハウスに実際に施工をお願いした人や検討した人の口コミを集めてみました。

総じて、リーディングカンパニーならではの住宅の品質や営業マンの質には満足している声が高いように見えます。

一方で、ノルマが厳しいという噂もあり、強引な営業に不満を持ったという声も一部聞きます。

また、価格面に関しては、高額な上値引き交渉も難しいという声が多数上がっていました。

(評判の一例)
・住宅展示場を訪問し、営業マンの対応が良かったため、積水ハウスにお願いした。

施工中に設計ミスなどのトラブルもあったが、フォローが素晴らしかったためむしろ完成した家に愛着がわいた。

・完成した家の質には満足しているが、営業の対応が良くなかった。不慣れな新人と、その上司が実質的な担当であったが、新人は不慣れで後手後手な対応。

上司も調子のいいことばかり言って、フォローが十分ではなかった

・高いデザイン性に惹かれて、お願いすることにした。

他社と比べて金額的にはかなり高かった上に、実際に出てきた見積もりも当初の想定より高くなっていた。

値引きにも中々応じてもらえなかったため、金額的には割高感が残った。アフターフォローが細やかな点は満足している。

まとめ

積水ハウスと、セキスイハイム。実は、この2つはそれぞれに注文して住宅をつくったお客さんでも混合している人もいると言われるくらいに勘違いされやすいブランドです。

その歴史は似て非なるものがあり、積水化学工業をルーツとしていながらも、現在は別々の道を歩んでいます。

積水ハウスは、元々、不採算部門としてある意味では積水化学工業から捨てられた会社。

にもかかわらず、短期で急成長し、今や業界のリーディングカンパニーです。

そんな積水ハウスの好調ぶりを見て、積水化学工業が再び住宅分野に乗り出し、生まれたのがセキスイハイム。

二番煎じになってはいけないという想いもあったのか、積水ハウスとは別のやり方で、先進的な工法を生み出し、住宅メーカーに新しい付加価値を生み出しました。

仮に積水ハウスが、積水化学工業に捨てられた悔しさをバネにここまで伸びたとしたら。

そして、逆にその捨てた会社が急成長したことの悔しさをバネに積水化学工業が再度住宅の分野に参入しているとしたら。

「積水」が住宅業界に及ぼした影響はとてつもないものであると言えるかもしれません。

2つのブランドが所属している会社名や、その成り立ち、歴史について、厳密に理解している必要はありません。

ただ、一見似ているライバル会社同士にこんな歴史があることを知ると、ちょっと面白くないですか?

どちらも、一部上場企業の信頼ある会社ですし、高品質、高価格帯のラインナップで展開しています。

ただ、両社が強みとしている部分はまったく異なります。

(その成り立ちの歴史を見れば、当然と言えば当然のことですね。)

それぞれのブランドの強みも良く理解した上で、ご自身が住宅に対してどのポイントを大切にするのかも明確にしながら業者の選定を行ってみてください。

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