建売住宅購入時の注意点を編集部視点で徹底解説!

新聞の広告やウェブサイトで建売住宅の情報をキャッチしたとします。

もうその段階から物件探しが始まっているのです。

建売住宅の購入には、物件探しから内覧、契約と各段階において多くの注意点があります。

ここでは各ステージでの注意点の解説です。

建売住宅の購入は注意点やチェックポイントが数多くあることがわかります。

購入前に勉強しておきましょう。

建売住宅広告の3つの注意点

建売住宅の情報を最初に触れるのは、新聞の折り込み広告やネットの広告です。

こうした広告媒体には、その建売住宅のセールスポイントが書かれています。

建売住宅を選ぶうえで有益な情報がたくさん載っているものの、不利な点は書いていないものです。

建売住宅の広告で注意すべき点は以下の3点になります。

  1. 宣伝文句に惑わされない
  2. 不利なことは目立たないところに書いてある
  3. 駅やスーパーなどの生活利便施設を確認する

順次みていきましょう。

1.宣伝文句に惑わされない

「駅至近の物件」「人気の高い〇〇学区」といったアピールポイントが広告には大きな文字で掲載されています。

こうした宣伝文句は法律で誇大広告や虚偽広告が禁止されていることもあり、事実と違うことは確かに書かれていません。

それでも宣伝文句には気を付けましょう。

宣伝文句やキャッチコピーに惑わされて、さほど駅に近くない物件を買ってしまうこともあります。

大きな文字の宣伝文句よりも小さな文字で記載されている物件概要や告知事項に注意しましょう。

2.不利なことは目立たないところに書いてある

どの物件もよい点ばかりとは限りません。

道路幅員が狭い、かたちが悪いといった不利な特徴を持っている場合もあります。

こうした情報は大きな文字では書いてありません。

セールスポイントのように大きな文字では書かれていないのです。

とはいえ、こうした不利な情報を記載しないことは宅建業法違反となります。

こうした不利な点、ネガティブな情報は小さな文字で書いてあるのです。

3.駅やスーパーなどの生活利便施設を確認する

広告にも駅やスーパーなどの生活に必要な施設までの距離は掲載されています。

ただ、小さな商店などが対象となっていることもあり、生活実態に合っていないことも。

自分のライフスタイルを考え、生活に必要な施設は確認しましょう。

最近はウェブ上の地図でも距離計測機能がついています。

こうした地図で確認すれば、自分に必要な施設の有無や距離が確認できるのです。

建売住宅内覧での注意点4選

広告でめぼしい建売住宅を見つけたら、ぜひ内覧に行きましょう。

データだけではわからない新しい発見があります。

物件を見て初めてわかることも。

建売住宅を内覧する際にはいくつかの注意が必要です。

その注意点は以下の4点になります。

  1. 建売住宅担当者の話を鵜呑みにしない
  2. 普段見えないところも見よう
  3. 建売住宅の気になる点は早めに指摘しよう
  4. 建売住宅周辺の環境も確認

それぞれ見ていきましょう。

1.建売住宅担当者の話を鵜呑みにしない

建売住宅の内覧には多くの場合、メーカーの担当者や不動産業者が立ち会います。

この担当者が質問に答えてくれるのです。

ところがこの担当者がくせもの。

確かに解説や説明はしてくれますが、その本音は別のところにあります。

それは早く建売住宅を買ってほしいということ。

そのため、購入をあおることもしばしばです。

他にも検討している人がいる、今決めてくれれば○○のオプションをつけるなど、あの手この手で買わせようとします。

物件の説明は信じても、他の購入検討者の話はどこまで本当かもわかりません。

もし本当に他の人が検討していてその人が申し込みをしようとしているなら、その物件には縁がなかったと思いましょう。

一番いけないのはあせって購入申し込みをしてしまうことなのです。

2.普段見えないところも見よう

内覧では普段の生活では見えないところも見せてもらいましょう。

設計図は置いてあるので、図面を片手に部屋の探検です。

点検口があれば床下や天井裏も確認できます。

ユニットバスの天井を開ければ、バスの天井をのぞくことも可能です。

質のよくないメーカーでは、目につかない場所にゴミや削りカスなどが片付けられていないこともあります。

購入を真剣に考えていればいるほど、目立たないところを確認するようにしましょう。

3.建売住宅の気になる点は早めに指摘しよう

内覧をしていると、気になる点が思い浮かぶものです。

疑問は浮かぶものの、こんなことを質問するのはおかしいのではないか、無知だと思われるのではないかとそのままにしてしまうこともあります。

ただ、真剣に自分の住む家を探すのであれば、わずかな疑問でも担当者に質問するようにしましょう。

内覧で気になった点は誰も気づいていない問題の可能性もあります。

修繕の必要や値引きの可能性だってあるのです。

疑問点を解決することをためらうことはありません。

4.建売住宅周辺の環境も確認

内覧に行ったら、そのまま家に帰らずに周辺の様子をみてみましょう。

時間があれば周辺を散策してみてください。

内覧する家は自分たちが住むかもしれない家です。

周辺の環境、近所の様子は内覧や広告ではわかりません。

付近の騒音、におい、雰囲気などは現地を見て初めてわかるものなのです。

建売住宅打ち合わせでの5つの注意点

内覧をすると、数日中にメーカーの担当者から連絡があります。

場合によっては内覧中から打ち合わせも。

ここからは条件交渉の段階です。

この段階から自宅を持つことが夢や希望から現実的な段階となります。

このため打ち合わせ、条件交渉はとても大切なステップです。

打ち合わせの注意点は以下の5点となります。

  1. 条件ははっきりと確認
  2. 値引き交渉はこの段階で
  3. 建売住宅の本体価格に含まれているものを確認
  4. あせって申し込みをしないこと
  5. 未完成状態の引き渡しは厳禁

どういうことかお話しします。

1.条件ははっきりと確認

売主であるメーカーは、多くの場合は事業として建売住宅を販売しています。

このため、その会社独自の基準や条件を持っているものです。

ここでの条件とは、引き渡しの時期、オプションの有無、契約条件をいいます。

交渉の際にこうした条件をうやむやなまま進めてしまうと「こんな条件は知らなかった」といった不信感が生まれてしまうのです。

契約条件をはじめとする諸条件ははっきりと納得のいくまで確認しましょう。

しつこいくらいの確認が誤解を少なくするのです。

2.値引き交渉はこの段階で

売買の交渉において価格交渉は重要な要素です。

それは建売住宅の売買も同じ。

値引き交渉もメーカー側は当然想定しています。

値引き交渉はなるべく早い段階で済ませておくことが成功の秘訣です。

契約直前では相手を困らせるもとになります。

こちらの出せる金額も考えながら、交渉を行いましょう。

3.建売住宅の本体価格に含まれているものを確認

交渉の際に、建売住宅の価格を確認するのは重要な作業になります。

なぜなら建売住宅の価格には含まれているものと含まれていないものがあるからです。

「給水管引込工事」や「外構工事」は、通常どの会社も付帯工事、つまり別工事になります。

モデルハウスにきれいな庭があるからといって、それが本体価格に含まれるとは限らないのです。

本体価格に含まれるもの、オプション扱いになるものをきちんと確認しましょう。

4.あせって申し込みをしないこと

現地の担当者は早く申し込みをしてもらおうとあの手この手で攻めてきます。

よく使われるのが「申し込みを検討している人がいる」という、ライバルの存在を匂わせることです。

どうしても競争意識やあせりが起きてしまい、冷静な判断もせずに申し込んでしまうこともあります。

これでは相手方の思うつぼです。

急ぐこともときには必要ですが、あせって申し込むことはありません。

もし他の人に先に申し込まれたら仕方がない、くらいの気持ちでいましょう。

5.未完成状態の引き渡しは厳禁

物件の中には、未完成状態で販売されているものもあります。

これは、工事が遅れているものもあれば、壁紙や設備を購入者に選んでもらうためなど理由は様々です。

未完成で契約や申し込みをすることはあっても、引き渡しは必ず完成後にしましょう。

引き渡し後だと、その約束の工事をしてくれない可能性があるからです。

メーカーや担当者の中には、売却したら知らんぷりのケースもあります。

完成するまでは責任もって工事をしてもらうべきです。

建売住宅の重要事項説明での注意点3選

契約の前には重要事項説明が行なわれます。

この重要事項説明は、文字通り売買対象の不動産の重要な事項を説明することです。

ただ、残念なことにこの重要事項説明はしばしば形骸化し単なるセレモニーとなってしまっています。

重要事項説明で注意すべき点を3点にまとめました。

  1. 重要事項説明は事前に行うべき
  2. 不明な点は納得いくまで確認
  3. 印鑑が重要になってくる

ひとつずつ解説します。

1.重要事項説明は事前に行うべき

重要事項説明はきちんと行うと数時間はかかるものです。

最近は事前に行うことも増えたものの、契約の直前に30分ほどで済ませてしまうこともあります。

重要事項説明は売主であるメーカー側から物件の説明を受ける最後の機会です。

詳細に聞いておかないとトラブルの元ともなります。

時間と手間がかかったとしても、重要事項説明は事前に時間をかけて行いましょう。

2.不明な点は納得いくまで確認

重要事項説明は時間のかかるものです。

そこで質問や確認をしていたら余計に時間がかかってしまいます。

ただ、それが重要事項説明の本来の姿なのです。

重要事項説明は、不動産に詳しくない買主に不動産業者が説明を行うこと。

不明な点は納得がいくまでしっかり確認しましょう。

時間がないからといって、重要事項説明を早く終わらせることはありません。

確かに難しい話を長時間聞いていると購入者側もつかれてくるものです。

ただ、忖度して早く終わらせることはないのです。

3.印鑑が重要になってくる

最近は押印を廃止する議論が進んでいます。

しかしながら、今現在の重要事項説明書は記名と押印が重要です。

重要事項説明書には、「ここに書いてある事柄について説明を受け承諾しました」といった文章が書かれています。

それに記名押印することは、そこに書いてあることはすべて納得しました、という意味なのです。

重要事項説明書に押す印鑑は認印でよいのですが、押印の重要性は高くなっています。

建売住宅の契約・引き渡しでの5つの注意点

重要事項説明の後は契約と引き渡しです。

住宅ローンを使うことを考えると、契約と引き渡しは別の日になります。

この段階までくると、物件の内容や金銭的な話よりも所有権移転や引き渡しなどの法律や実務的な話が中心です。

建売住宅の契約や引き渡しでの注意点を4つにまとめてみました。

  1. 事前の準備書類やお金の確認
  2. 当日の忘れ物は厳禁
  3. 事前に説明のないことは説明を求めること
  4. 押印書類や引き渡し書類の確認も忘れずに

ひとつずつ見ていきましょう。

1.事前の準備書類やお金の確認

契約や引き渡しが近づくと、担当者から用意してほしい書類やお金の案内がきます。

契約時であれば、印紙や印鑑など、引き渡し時は仲介手数料や登記費用などです。

こうした事前に案内された書類やお金がきちんと確認しておきましょう。

準備を忘れると当日契約や引き渡しができなくなる恐れもあります。

2.当日の忘れ物は厳禁

事前準備の書類をととのえても、当日忘れては意味がありません。

当日に印鑑や印紙を忘れることはよくある話です。

印紙や認印程度であれば買いに行くこともできます。

ですが、住民票などの身分証明書を忘れると登記や手続きができないことも。

こうなるとその場に集まった司法書士や金融機関にも迷惑をかけてしまいます。

当日の忘れ物は厳禁です。

3.事前に説明のないことは説明を求めること

契約や引き渡しでは概ね決まったことを粛々と進めていくものです。

ただ、時折イレギュラーな申し出もあります。

こうした事前に説明のない事項については、なるべくその場で決めないことが賢明です。

多くの場合は担当者が事前の確認を忘れていたり、メーカー側からの急な申し出だったりします。

当日に急に言われたことについては、きちんと説明を求めるようにしましょう。

4.押印書類や引き渡し書類の確認も忘れずに

契約書、売渡確認書等の押印書類の確認も忘れないようにしましょう。

契約や引き渡しでは、多くの書類に記名押印をします。

見慣れない書類も多く、どんな書類かもわからないものです。

また、設計図面、引渡書、保証書等の引き渡し時に受け取る書類もあります。

どんな書類を受け取り、どんな書類を渡したのか、確認を怠らないようにしましょう。

まとめ

建売住宅の購入は広告で物件を見つけた時点からチェックポイントや注意点がたくさんあります。

それは確認を怠ると致命的なものから、確認すると便利なことまで様々です。

これらをすべて覚えておくことは容易ではありません。

各段階の前に注意点やチェックポイントを整理して臨むようにしましょう。

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