首都圏中古マンション、売り控えが鮮明に


 不動産価格が下落を続ける中、首都圏の中古マンション市場では物件を売り控える動きが鮮明になっている。(財)東日本不動産流通機構によると、昨年12月に東日本レインズに新規登録された中古マンションの数はおよそ2年ぶりに前年を割り込んだ。

 中古マンションの新規登録数は、08年1月時点では前年比4割増の1万4418件だったが、不動産価格の下落が顕著になるにしたがって増加率が縮小していた。12月には同0・8%減の1万2287件となり、06年11月以来2年1カ月ぶりに前年割れとなった。

 都内の地場業者は「査定価格が折り合わず、売り主が売却を見合わせるケースは増えた」と語る。ただ「登録数そのものは依然高い水準」(東日本レインズ)のため、買い手優位の状況は今後もしばらく続くと見られる。


公開日: 2009年1月21日