不動産経済研究所/8月首都圏マンション、契約率20カ月ぶり70%切る


 不動産経済研究所が9月14日に発表した8月のマンション市場動向によると、首都圏(1都3県)の発売戸数は2306戸で、前年比プラス1・7%と3カ月ぶりに前年の実績を上回った。契約率は69・9%で、20カ月ぶりに70%を割り込んだ。1戸当たりの価格は5116万円で前年比15・6上昇。販売在庫は前月末に比べ13戸増え4975戸となった。

 契約率が70%を切った点について、みずほ証券の石澤卓志チーフ不動産アナリストは、「もとも8月の販売は夏枯れの時期。震災以降の販売自粛もあった。評判を呼ぶ物件投入が少なかったことも響いた。ただ秋口のワテラスタワーレジデンスは好調だった。各社とも9~10月に主力物件を投入してくる」と述べ、一時的な落ち込みでマーケットは従来通り堅調だとした。

 エリア別に見た発売戸数は、東京区部1330戸(全体比57・7%)、都下116戸(同5・0%)、神奈川県524戸(同22・7%)、埼玉県214戸(同9・3%)、千葉県122戸(同5・3%)だった。

 契約率は、都区部72・9%、都下91・4%、神奈川県60・3%、埼玉県61・7%、千葉県71・3%となった。

 即日完売は14物件・194個。「クレヴィア中目黒」(1期1・2次、45戸)や「プラウド志村坂上トレサージュ」(49戸)などがあった。20階以上の超高層は21物件・427戸で、契約率は79.2%。

 同研究所では、9月の発売戸数を3610戸と見込んでいる。


公開日: 2011年9月15日