長谷工アーベスト/マンション戸別買取再販事業に本格参入


 長谷工アーベストは、マンション戸別買取再販事業に本格参入する。首都圏で長谷工グループのネットワークを生かして新築・中古マンションに次ぐ第3の収益源に育て上げる考え。すでに4月からスタートしており、リノベーション営業部が仕入れを進めている。仕入れからリノベーション、販売まで90日間という短期回転を実現し、9月末までの上期中に32物件を買い取って12月1日時点で16物件を販売済み。下期は毎月10物件の仕入れを目標に事業に取り組んでいる。すべて自己勘定で物件を調達する。

 基本戦略は1600万円前後で買い取って2300万~2500万円程度で販売する。300万~400万円を投じて風呂やトイレ、キッチン、湯沸し器、クロス、ふすまなど間仕切り以外を全て新品に取り替えて中古マンションよりも割安感を出す。資金力が乏しい若年層を主なターゲットとするが、現状、高齢者を含めて幅広い層が購入しているようだ。上期の販売実績は23区が62%で、とくに品川や大田、江東エリアが多く、長谷工の施工物件が68.8%を占めている。基本的に長谷工リフォームが施工を担当する。

 篠崎松雄・取締役専務執行役員は、「長谷工は施工累計50万戸を突破した。ゼネコンの技術者としての目利きを信じ、自社物件を中心に旧耐震物件も積極的に買い取りたい」と述べ、ストック重視が叫ばれるなか再生利用の責任も果たす。京都のプロトタイプが成功したことで、関西エリアも視野に入れており、11月までの2カ月で4物件を仕入れた。


公開日: 2011年12月5日