オリックス不動産/大阪市のマンション開発、曳家工法で歴史建造物の外壁活用


 オリックス不動産は、大阪市中央区で手掛ける「淀屋橋マンションプロジェクト(仮称)」(総戸数60戸)で、住宅事業ではめずらしい曳家工法を採用して開発する。地上13階、地下1階建て。外壁には、1918年に辰野片岡建築事務所の設計で大阪農工銀行として竣工した建物でのちに1929年に國枝博の全面改修設計でアラベスク文様のテラコッタで全体を覆った外観を保存して使う。古い日本の既存建物が周辺景観の重要な要素になっていることを受け、当時の趣をできるだけ残したマンションにするため。

 同工法は保存する壁の足元に荷重を受ける受桁を設置し、その受桁ごとジャッキアップしてレールの上の丸棒を転がし横移動する方法。1階の床部分ができあがった段階で実施する。来年6月~8月に外壁の曳家、新設構造への接続工事を行う。

 外壁保存には、市が実施する「大阪市HOPEゾーン事業」のまちなみ修景補助制度を活用する予定。交通は大阪市営地下鉄御堂筋線・京阪本線の淀屋橋駅徒歩3分。来年3月から販売を開始する。2013年2月末に竣工する予定。


公開日: 2011年12月20日