森記念財団都市戦略研究所/都市の感性価値で「東京」世界トップ


 森記念財団都市戦略研究所は3日、人間の感性に訴える力を指標化して世界の主要都市をランク付けした「アーバン・インタンジブル・バリュー(都市の感性価値)」を世界で初めてまとめた。同研究所が毎年発表している世界の都市総合ランキング(GPCI)で調査開始以来4位に甘んじ続けている東京が新たなランキングでは総合1位を獲得した。2位はウィーン、3位がシンガポールとなった。 

 都市の感性価値は、世界主要21都市を対象に快適さや安らぎ、おもてなし(ホスピタリティ)など都市で生活する人が抱く感性的な価値を調べたもので、ソフトウェアの優れた都市との位置付けで、効率や正確・迅速、安全・安心、多様、ホスピタリティ、新陳代謝の6つの要素もそれぞれランキングした。

 東京は、すべての要素別ランキングで10位以内にランクインしたが、その中でも「(都市の)新陳代謝」の評価が最も低く課題とした。ただ、調査を担当した明治大学専門職大学院長の市川宏雄氏は、「東京が弱みとする部分も2020年東京オリンピックに向けて解消に向かう」と説明した。

 GPCIでトップ3のロンドン、ニューヨーク、パリを見ると、それぞれ10位、5位、11位とランクを下げている。これら3都市は多様の部分で高評価だったものの、東京の強みである「効率」や「ホスピタリティ」「安全・安心」の評価が低いことが要因だとした。


公開日: 2015年3月3日